この記事では、薬剤師国家試験問題を用いて、実務臨床につながるポイントを押さえながら学習していきます。
薬学生の方は解法ポイントを押さえて、確実に解けるようにしていきましょう。
薬剤師の方は臨床にも関わる知識を学んでいきましょう。
目次も用意しておりますので、興味のあるところだけでも目を通していただけたら幸いです!
目次
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解答はここをタップ・クリック
5. イコサペント酸エチル
問題の解説

「出血傾向に最も注意が必要〜」と聞くと、
イメージするのは抗血小板作用・抗凝固作用辺りでしょうか?



それでは、成分毎の薬効を確認してみましょう!
- センノシド:刺激性下剤
- ロペラミド:止瀉作用
- ミノキシジル:発毛促進作用
- フェキソフェナジン:抗アレルギー作用
- イコサペント酸エチル:血清脂質低下作用、抗血小板作用
上記の通り、最も出血傾向に影響がありそうな薬はEPA製剤であるイコサペント酸エチルということになります。
実務臨床に繋げる
薬局業務では、OTCの販売対応も含まれます。もちろん、上記のような注意点もあることから、
OTCの選択にはより一層注意が必要となります。
一般的によく問い合わせがあるOTCについて、その成分特徴と注意点をまとめていきましょう。